3月10日から20日まで、ウイングウイング高岡4階ホール、ホワイエにて展覧会「法隆寺 再現 釈迦三尊像展−飛鳥が告げる未来−」が開催されます。
この釈迦三尊像の再現事業は、東京藝術大学の工芸に関する学術的知見を活用し、高岡市の鋳物技術と南砺市井波の彫刻技術を用いて、国宝法隆寺釈迦三尊像の再現に挑むことで、地場産業の再興に向けた好循環づくりを目指すことを目的にしています。
制作工程では、東京藝術大学が法隆寺ならびに文化庁から特別の許可を得て、国宝法隆寺釈迦三尊像を計測・解析したデータをもとに、3Dプリンターで原型を作成しました。
その原型を用い、伝統工芸高岡銅器振興協同組合、井波彫刻協同組合の職人たちが、地域で受け継がれた伝統工芸技術により現代への再現に挑戦、最終的に東京藝術大学で仕上げを行い完成いたします。
展覧会場では、この再現された釈迦三尊像とその台座の再現物とともに、東京藝術大学によって復元された法隆寺金堂の壁画も同時に展示されます。これらを実際の法隆寺金堂の配置に近い形で展示いたします。
また、3Dプリンターで出力された像の原型、鋳造工程で使われた蝋の原型を作るための石膏の型、パネル、映像などが展示され、高岡や井波の伝統工芸技術がどのように使われているのかを見ることができます。
ギャラリートーク
彫刻:3/11(土)14:00〜14:45
会場:ウイング・ウイング高岡4階ホール
金工:3/18(土)14:00〜14:45
会場:ウイング・ウイング高岡4階ホール
実演
彫刻:3/11(土)13:30〜15:30
会場:ウイング・ウイング高岡4階ホワイエ
彫金:3/18(土)13:30〜15:30
会場:ウイング・ウイング高岡4階ホワイエ
実際の法隆寺では、釈迦三尊像は正面から、しかも金網越しにしか観ることが出来ません。この再現釈迦三尊像展では360度、間近に像を観ることが可能な大変貴重な機会です。
ぜひ展覧会場のウイングウイング高岡4階までおこしいただき、高岡や井波などの伝統工芸技術と最新技術が融合した新しい試みをご覧ください。お待ちしております。